サブ3.5を狙うランニングシューズは?実走で選んだ本命とスペック候補
サブ3.5に3万円級のエリートカーボンは要りません。練習からレースまでこなす反発系テンポを軸に、足を鍛える薄底を足すのが近道。実際に走ってレビューした本命と、定番だけれどまだ試していない候補を分けて紹介します。
この記事の要点
- サブ3.5のレースペースはキロ4分58秒。反発のあるテンポ系で十分届く一方、手頃なカーボンが視野に入り始める境目です。
- 本命は実際に走ってレビューした足だけ。練習からレースまで1足でこなせるアディゼロ ボストン 13 が軸です。
- 速いペース走の日に薄くて軽いジャパン 9 を足すと、足が鍛えられて練習の質が一段上がります。
- エンドルフィン スピードやマジックスピードなどの定番は、まだ実走していないので候補として分けています。
実走して選んだ本命
実際に走って書いたレビューがある足です。順位は著者の推しの順。
1
実走レビューテンポ / スピード練習adidas
Adizero Boston 13
迷ったらこれ
厚めのクッションで距離から足を守りながら、ENERGYRODS の反発でスイスイとペースが上がる。練習からレースまで1足でこなせる、サブ3.5の軸になる本命です。
255g / 6mm / 定価 ¥18,700
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実走レビューテンポ / スピード練習adidas
アディゼロ EVO SL
軽さとリズムで選ぶなら
約170gの軽さで、ゆっくりのジョグからキロ4分切り、30kmを3:40〜4:00/kmで押すペース走まで1足でこなす万能テンポ系。サブ3.5のレースペースは、この守備範囲に余裕で収まります。
170g / 6mm / 定価 ¥18,700
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3実走レビューテンポ / スピード練習adidas
ADIZERO JAPAN 9
速いペース走で足を鍛える
非常に薄くて軽く、3:20/kmまでのペース走や距離走に対応。薄いぶん足を鍛えられるので、ポイント練にこれを足すと練習の質が一段上がります。
177g / 7mm / 定価 ¥17,600
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スペックで選ぶ候補(実走前)
まだ実走していない、公称スペックと定評から挙げる候補です。順位はつけません。 試したら本命に繰り上げます。
未所有・スペック参考テンポ / スピード練習Nike
ナイキ ズーム フライ 6
カーボンを手頃に試す
練習とレースを兼ねられる手頃なカーボントレーナーで、サブ3.5〜4のレース用として名前が挙がる定番。カーボン入門の一歩目として人気です。実走前の候補です。
240g / 8mm / 定価 ¥18,700
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未所有・スペック参考テンポ / スピード練習ASICS
MAGIC SPEED 5
軽さもカーボンも欲しいなら
フルレングスカーボンで約196g、2万円を切る価格。手頃にレース用の一段上を狙える足として評判です。まだ試せていない候補です。
196g / 7mm / 定価 ¥19,800
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未所有・スペック参考テンポ / スピード練習Saucony
ENDORPHIN SPEED 5
扱いやすいプレート入り
カーボンより扱いやすいナイロンプレートの定番シリーズ最新作。サブ3.5層の練習兼レース用として名前が挙がります。実走前なのでスペックと定評からの候補です。
237g / 8mm / 定価 ¥29,700
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未所有・スペック参考テンポ / スピード練習ASICS
SUPERBLAST 3
プレート無しで1足を長く使う
プレート無しで厚いクッション、練習からレースまで守備範囲が広い1足。プレートに頼らず自分の足で走りたい人に評判です。まだ試せていない候補です。
239g / 8mm / 定価 ¥26,400
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ここまでが具体的なおすすめです。上の本命は、実際に走ってレビューを書いた足だけ。下の候補は、サブ3.5の定番として名前が挙がるけれど、自分ではまだ走っていないモデルなので、順位をつけずに分けました。
以下は、この中からサブ3.5の一足を選ぶための補足です。
サブ4とサブ3のあいだ
サブ4向けの記事では「エリートカーボンは要らない」と書き、サブ3向けの記事では「レース専用の一足が効く」と書きました。サブ3.5はちょうどその境目です。
レースペースは1kmあたり約4分58秒。反発のあるテンポ系で十分届く速さですが、カーボンの反発も活かし始められる領域に入ってきます。結論はシンプルで、3万円級のエリートカーボンはまだ要りません。ただし、ズームフライやマジックスピードのような手頃なカーボンなら、レース用の選択肢に入ってきます。
軸は、練習からレースまでこなす1足
サブ3.5でも、練習用とレース用を最初から分ける必要はありません。軸になるのはボストン 13です。厚めのクッションで距離から足を守りながら、速いペースにも反発で応えてくれる。日々の練習で履き込んだ足でそのままレースに出られる安心感は、初めてのサブ3.5挑戦でいちばん効きます。
軽さとリズムで選ぶならエボ SL。約170gと軽く、ゆっくりのジョグからキロ4分切り、30kmを3:40〜4:00/kmで押すペース走まで1足でこなします。サブ3.5のレースペースは、この守備範囲に余裕で収まります。
速いペース走の日に、足を鍛える薄底を足す
サブ3.5の練習で効いてくるのが、レースペースより速いペース走を余裕を持ってこなせる足づくりです。そこで足したいのがジャパン 9。薄くて軽く、3:20/kmまでのペース走や距離走に対応します。薄いぶん足を鍛えられるので、ポイント練にこれを使うと、キロ5分前後がレースで余裕のあるペースに近づいていきます。
注意
薄底は足ができていないと、長い距離の後半にダメージが来ます。ジャパン 9 は速いペース走と鍛える練習用に割り切り、フル本番は厚みのあるボストン 13 側で走るほうが安全です。
手頃なカーボンという選択肢
レースでもう少し反発が欲しいなら、いきなり決戦用に行かず、手頃なカーボンから試すのが現実的です。ズームフライは練習とレースを兼ねられるカーボントレーナーの定番で、マジックスピードはフルレングスカーボンで約196g・2万円を切る価格。ナイロンプレートのエンドルフィン スピードや、プレート無しで押し切るスーパーブラストも、サブ3.5層の定番として必ず名前が挙がります。
ただ、このサイトの本命は「実際に走って確かめた足」だけと決めているので、まだ走っていない定番は順位をつけずに候補として分けています。
サブ3が見えてきたら
サブ3.5を越えて次を狙う頃には、レース専用の厚底カーボンが投資に見合う速さになります。そのときの考え方はサブ3向けの記事にまとめました。逆に、まだ土台づくりの段階ならサブ4向けの記事と選び方ガイドから入るほうが近道です。
自分の使い分け
自分の場合、このペース帯はアディダスのテンポ系と薄底で回していました。エボ SLで距離を踏んで、速いペース走の日はジャパン 9で脚を鍛える。カーボンはもっと上のレース用に取っておく、という使い分けです。サブ3.5なら、この2〜3足の組み合わせで練習からレースまで十分にまかなえると思います。
よくある質問
サブ3.5にカーボンシューズは必要ですか?
必須ではありません。サブ3.5のペース(1kmあたり約4分58秒)は、反発のあるテンポ系で十分届く速さです。ただカーボンの反発を活かし始められる境目でもあるので、使うなら3万円級のエリートカーボンではなく、ズームフライやマジックスピードのような手頃なカーボンから試すのが現実的です。決戦用カーボンが効いてくるのはサブ3を狙う段階からです。
ボストン 13とエボ SLはどちらを選ぶべきですか?
迷ったらボストン 13です。厚みがあって足に優しく、練習からレースまで1足で安心して兼用できます。軽さとリズムの良さで選ぶならエボ SL。約170gでゆっくりから30kmのペース走までこなす万能さがあり、緩急をつけた練習がしやすい一足です。どちらも実走レビューを公開しているので、走り心地の詳細はそちらで確認してください。
練習用とレース用は分けるべきですか?
サブ3.5は「分け始めてもいい境目」です。まずはボストン 13のような兼用できる1足で十分ですが、速いペース走の日にジャパン 9のような薄くて軽い足を足すと、足が鍛えられて練習の質が上がります。レース用のカーボンを分けて持つのは、その次の段階で大丈夫です。
サブ3.5の練習はどんなシューズ構成がおすすめですか?
軸は練習からレースまでこなせるテンポ系1足(ボストン 13やエボ SL)、そこに速いペース走用の軽い1足(ジャパン 9)を足す2足構成が目安です。この2足で日々のジョグからペース走、レースまで賄えます。カーボンを足すのは、この土台ができてからで遅くありません。

二村 昇太朗ランナー / エンジニア
小1から陸上一筋17年目。箱根駅伝2回出走(第101回10区 / 第102回7区 区間5位)、フルマラソン自己ベスト2時間16分17秒、東京マラソン2026出走。ほぼ毎朝3:45起床・12km走を継続中。