初心者におすすめのランニングシューズは?実走で選んだ本命とスペック候補
初心者の1足目は、クッション厚めのデイリートレーナーを選べば大きく外しません。実際に走って書いたレビューがある本命と、まだ試していないけれど定番として挙がる候補を分けて紹介します。レース用の厚底カーボンは1足目には勧めません。
この記事の要点
- 1足目はクッション厚めのデイリートレーナー。ジョグにも長い距離にも使えて、へたっても普段履きに回せます。
- 本命は実際に走ってレビューした足だけ。まだ試していない定番は「候補」として分けて挙げます。
- 予算は1万円台から。アディゼロ SL2 のように1万円台前半で買える万能デイリーもあります。
- レース用の厚底カーボンは1足目に勧めません。寿命が短く値段も高く、走りの土台ができていないと持て余します。
実走して選んだ本命
実際に走って書いたレビューがある足です。順位は著者の推しの順。
1
実走レビューデイリートレーナーHOKA
CLIFTON 9
迷ったらこれ
厚めのクッションで脚への負担が少なく、ジョグから長い距離まで幅広くこなせます。クッション系のわりに軽く、初心者の1足目として外しにくい定番です。
248g / 5mm / 定価 ¥20,900
2
実走レビューデイリートレーナーadidas
Supernova Prima 2
とにかく脚を守りたい人に
本命のなかでも特に柔らかく、安定志向です。重さはあるぶん着地が優しく、走り始めで脚の不安が大きい人ほど恩恵が大きい。価格も1万円台半ばと手頃です。
283g / 8mm / 定価 ¥16,720
3
実走レビューデイリートレーナーadidas
アディゼロ SL2
1万円台で万能に
軽くて反応がよく、ジョグから少し速いペースまで1足で対応できます。1万円台前半という価格が効いていて、続くか分からない最初の1足としても選びやすい。
210g / 8.5mm / 定価 ¥14,300
スペックで選ぶ候補(実走前)
まだ実走していない、公称スペックと定評から挙げる候補です。順位はつけません。 試したら本命に繰り上げます。
未所有・スペック参考デイリートレーナーNike
ペガサス 42
王道の万能デイリー
初心者の定番として世界中で名前が挙がる1足。店頭在庫も情報も多く、無難に選びたいならまず候補に入ります。まだ自分では走っていないので候補どまりです。
288g / 10mm / 定価 ¥17,600
未所有・スペック参考デイリートレーナーASICS
NOVABLAST 5
弾む走り心地が好きなら
反発の効いた弾むクッションで走っていて楽しい、と評判のモデル。価格も抑えめです。実走していないのでスペックと定評からの候補です。
255g / 8mm / 定価 ¥16,500
未所有・スペック参考デイリートレーナーMizuno
ウエーブライダー30
安定と耐久で選ぶなら
長く続く定番シリーズで、安定感と耐久性に定評があります。堅実に1足を長く使いたい人向け。こちらもまだ試せていないため候補です。
265g / 8mm / 定価 ¥19,800
上の本命は、実際に走ってレビューを書いた足だけ。下の候補は初心者向けの定番として名前が挙がるものの、自分ではまだ走っていないモデルです。走ってもいない靴を「1位」とは言いたくないので、分けて並べています。履いたら本命へ繰り上げます。
自分の1足を選ぶ前に、次の点だけ押さえておいてください。
1足目の選び方(要点だけ)
選ぶ順番は、用途、クッションと重さ、サイズです。ブランドやデザインから入ると、見た目と値段で決めることになります。
初心者の1足目は、クッション厚めのデイリートレーナーを選べばまず外しません。ジョグにも長い距離にも使えて、耐久性があり、へたったあとは普段履きにも回せます。上の本命はすべてこのタイプです。理屈の部分は選び方ガイドに細かく書いたので、サイズの合わせ方やスペックの読み方まで知りたい人はそちらを読んでください。
注意
最初の1足に、レース用の厚底カーボンは選ばないでください。
反発と軽さに全振りしているぶん寿命が短く、値段も高く、走りの土台ができていないと脚が負けます。速く走るための道具は、走る習慣がついてから足せば十分です。ここで背伸びすると、続く前に嫌になります。
候補(実走前)の扱い
候補に挙げた3足は、初心者向けの定番として繰り返し名前が挙がるモデルです。ただ自分ではまだ走っていないので、公称スペックと世間の評判からの推薦にとどめています。実物を履いてレビューを書けたら、本命へ動かします。
もっと条件を絞って探したいなら、シューズ一覧で価格や重量、ドロップから並び替えられます。この記事は初心者の1足目という切り口で数を絞ったものなので、幅広く見比べたいときは一覧のほうが向いています。
走る習慣がついて、次の目標が「フルマラソン完走」になったら、初フル完走向けの記事にレース本番までのシューズの考え方をまとめています。
自分が走り始めの人に勧めていること
自分が走り始めの人に勧めるのは、いつも同じ考え方です。まずはクッション性があって膝に優しい、厚めのシューズを選んでほしい。走り始めは脚がまだできていなくて、どうしても怪我をしやすい時期です。そこで変に薄いシューズやカーボンに手を出すより、クッションのある足で気持ちよく走って、ランニングを続ける習慣そのものを作るほうが先だと思っています。速く走るための道具は、走るのが当たり前になってから足せば十分です。
よくある質問
初心者は結局どのランニングシューズを買えばいいですか?
クッション厚めのデイリートレーナーです。この記事の本命1〜3足のどれかを選べば、ジョグから長い距離まで1足でこなせて大きく外しません。特にこだわりがなければ、まずクッションの効いた王道のモデルから入るのが安全です。レース用の厚底カーボンは1足目には向きません。
予算1万円台でも大丈夫ですか?
十分あります。本命のアディゼロ SL2 は1万円台前半で、ジョグから少し速いペースまで対応できます。候補に挙げたノヴァブラストやウエーブライダーも1万円台で買えます。エントリー向けは価格のわりに耐久性もあるので、最初の1足のコスパは悪くありません。
最初から厚底カーボンのレースシューズを買ってもいいですか?
勧めません。レース用カーボンは反発と軽さに振ったぶん寿命が短く、値段も高く、走りの土台ができていないと持て余します。まずデイリートレーナーで距離を踏み、レースの予定ができてから検討すれば十分です。詳しくは寿命ガイドと選び方ガイドにまとめています。
サイズはどう選べばいいですか?
つま先に1cm前後の余裕(捨て寸)を取るのが目安とされます。走ると足が前へ滑るぶん、普段のスニーカーより0.5〜1cm大きめを選ぶ人が多いようです。メーカーや足型で変わるので、夕方に走る用の靴下で両足を試着して決めるのが確実です。合わせ方の詳細は選び方ガイドを参照してください。

二村 昇太朗ランナー / エンジニア
小1から陸上一筋17年目。箱根駅伝2回出走(第101回10区 / 第102回7区 区間5位)、フルマラソン自己ベスト2時間16分17秒、東京マラソン2026出走。ほぼ毎朝3:45起床・12km走を継続中。